RuRu Rosso

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【先代から引き継がれる熱き思い】

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  (株)フタバ製麺 仲田代表取締役

○ 当社は、昭和36年の創業時から、既成概念にとらわれない柔軟な発想・独創的なアイディアを何よりも大切にしております。

○ 先代から本場中国の拉麺は、必ずしも日本人の味覚には合っておらず、日本人が作る拉麺こそが一番だと思い、パスタも同様で、柔軟な発想、独創的なアイディアで日本人の味覚に合ったパスタを作りたいと、特別な強い思い入れがありました。

○ これまでも、全道各地から地場産小麦を活用した地域特産麺の製造依頼は多数あるものの、留萌産の小麦を使用する機会には恵まれませんでした。rosso02.png

○ 私は、留萌市内の製麺会社社長として、他地域の小麦ではなく、留萌産の小麦で素晴らしい製品を作りたいと、社長就任以来、10数年来の思いがありました。

○ このような時、江別製粉や酪農学園大学などの協力により、パスタ適性の高い品種と巡り会い、新しい小麦産地を創ろうとするJA南るもいと若手生産者、留萌特産の料理メニューに協力し続けてくれた留萌市内のカフェ、農業改良普及センターの技術支援など、多くの方々に支えられながら、私があたためていた構想が今、現実のものとなりました。

 

 

【新たな小麦産地の創造を~生産者の熱き思い】

 

○ 留萌の農業は稲作が主体ですが、それ故に転作作物として、小麦は重要な作物となっています。

○ 一方で留萌管内の農業は、担い手不足や高齢化など深刻な地域となっています。そんな中、若手生産者は農業生産体制の効率化を進めることが喫緊の課題と考えていました。そのためには小麦を生産振興の柱に据えることが最重要と考え、きめ細かな実需ニーズに合った小麦生産を模索していました。

○ その若手生産者の一人が、「北海259号」の栽培に興味を示し、2009年秋に0.5ヘクタールの試験栽培からスタート。この品種は北海道の優良品種に選定されておらず、栽培マニュアルなどありませんでしたが、たった一人、手探り状態で栽培を開始したのです。

○ 生産者、製麺業者が動き出す中、製粉会社や大学なども協力。続くステップは商品化と販売体制の検討でした。そこで、翌年夏の収穫を前に、生産、加工、流通等の団体を中心とした「留萌・麦で地域をチェンジする会(通称:麦チェンの会)(現名称)が発足。試作品の製造、試食会などで検証を重ね2011年に「生パスタRuRu Rosso」の商品化が実現しました。
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○ 北海道の留萌市と小平町のみで生産されている希少価値のある小麦は、小麦本来の豊かな香りと甘い風味が口に広がり、これまでの国産小麦にはないモチモチとした食感や食味が評価され、2012年度の「北のハイグレード食品2013」では生パスタが、2014年度には「料理マスターズブランド」で乾燥パスタRuRu Rossoが認定されるなど、高い評価を得られています。

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○ たった一人、わずか0.5ヘクタールでスタートした栽培面積で当初は小麦の生産量が少なく、せっかくお客さまにRuRu Rossoに興味を持っていただいてもご希望に添えないことがありましたが、生産者、JA南るもい、留萌農業改良普及センターなどの努力によって、2019年産は留萌市・小平町の生産者8名、30ヘクタールまで栽培面積は拡大し、最近では、パスタだけでなく、ハンバーガー、パン、クッキー、ピザ、お菓子、小麦美酒などが販売されています。
官民学一体となって生産・加工・販売・PRを行っているRuRu Rosso。ぜひ一度ご賞味あれ。

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【ルルロッソとは】

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○ 北海道の留萌市と小平町のみで生産されている南留萌産の希少な硬質小麦「北海259号」を原料とした商品(原料小麦粉、生パスタなど)の名称。

<名前の由来>
  アイヌ語で留萌を意味する「ルルモッペ」、留萌の夕日をイメージした赤のイタリア語「ロッソ」をかけあわせて名付けました。漢字では留萌の夕日に映え、潮風にたなびく小麦をイメージし「留々夕麦」とし、「ルルロッソ」と読みます。

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【小麦の刈取りの様子】

 

   

 

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