今回の研修テーマは「複合経営で秋から冬も農作業!in羽幌」ということで、羽幌町で開催され、会員12名と関係機関の5名が農家視察を行いました。
中尾農場では野菜の廃棄ロスを軽減するため導入したピザのキッチンカーの運営方法についてお話を聞きました。留萌管内産の原材料にこだわり、地域のイベントやスーパーに出店することで認知度も高まり、昨年度の稼働数80回を今年度は超え、今後は留萌管内以外でも販売に挑戦していきたいということでした。
杉野農場では水稲・畑作と肉牛の複合経営について、祖父が導入した肉牛の飼育を現在も家族で協力して行い、複合経営を続けている話を聞きました。肉牛は素牛として出荷するため、定期的に販売代金が入ることが経営的に助かっているということでした。
有野農場では雪の下野菜として販売するキャベツ・はくさい栽培の方法や出荷について話を聞きました。冬季もおいしい野菜を届けたいという想いから始めた雪の下野菜の栽培は、地元のスーパーでの販売や学校給食にも提供しており、人気も高まってきたということでした。
3つの農場視察を通して、それぞれの農場が取り組む経営方法などについて多くの意見交換をすることができ、会員も刺激になったようです。
普及センターではこれからもるもい指導農業士・農業士会の活動を支援していきます。

キッチンカーのピザメニュー

牛舎前にて和牛素牛生産の説明

雪の下キャベツの様子

