11月28日、普及センターの企画で雪印メグミルクと酪農検定検査協会の協力のもと、天塩町放牧の会を対象に「異常乳」をテーマにした研修会が行われました。
はじめに雪印メグミルクから、『せっかく搾った牛乳を一滴でも多く消費者に届けるために、酪農家には食品関連事業者という自覚を持ち、法律で定められた基準の遵守と乳質に対する向上心を持って生乳生産をしてほしい』とお話がありました。
つづいて酪農検定検査協会より、「異常乳の概要」について講習が行われ、異常乳の発生要因や事例紹介・未然に防ぐための対策について紹介されました。
さいごに4種類の異常乳サンプルを使った「風味識別テスト」が行われました。実際に体験した参加者は、異常乳と正常な牛乳との違いはわかったようですが、異常乳の種類を判別することは難しかったようです。
研修には会員をはじめ町内外の酪農家・関係機関職員など18名の参加があり、質問や意見交換も活発に行われていました。参加者からは「異常乳の仕組みを理解することができた」「異常風味がどのような味か知ることができた」という感想があり、今後の乳質改善につながる貴重な研修会となりました。
講習中のようす
異常乳サンプルを体験する参加者