Waht's?「シカの日」
北海道では、毎月第4火曜日を『シカ(4・火)の日』として、エゾシカ肉を多くの方に食べてもらい、そのおいしさを知ってもらう日として設定しています。
「シカの日」に美味しい、栄養満点のエゾシカ肉を食べましょう!
「シカの日」参加店として、飲食店や販売店などによるエゾシカ料理の提供やエゾシカ肉の販売が行われるとともに、 各種サービスにも取り組んでいます。
参加店が扱う食材は、もちろん安全・安心な「認証エゾシカ肉」です。
美味しいエゾシカ料理との出会いを、どうぞお楽しみください。
コック帽をかぶったシカのイラスト(下図)が、「シカの日」参加店の目印です。
シカの日参加店
「シカの日」参加店では、毎月第4火曜日の「シカの日」をはじめ、店舗が設定する期間にさまざまなエゾシカ料理を味わうことができます。
鉄分が豊富で、脂質やカロリーが少ないヘルシーなエゾシカ肉をぜひこの機会にどうぞ。
現在以下の2店舗が留萌管内の「シカの日参加店」となっています
コミュニティスペース夢cafe | シカの日に留萌合同庁舎1階売店「セラーズ」にてシカ肉弁当を限定販売しています。また、夢cafe店舗(留萌市栄町2丁目5-3)では、レギュラーメニューとしてシカ肉ハンバーグを提供しています。 |
コープさっぽろるもい店 | 安全・安心の「認証エゾシカ肉」を販売しています。おうちでエゾシカ料理を楽しみたい方は、ぜひご利用ください。 |
道内全域のシカの日参加店一覧はこちら
留萌振興局では、シカの日参加店の新規登録店を募集しています。
詳しくは自然環境係までお問い合わせください。
留萌振興局環境生活課自然環境係
TEL:0164-42-8436(平日8:45~17:30)
エゾシカについて
急増したエゾシカ
エゾシカは、明治の初めに乱獲や大雪などの影響を受け、一時は絶滅寸前になりました。
その後の保護政策等でエゾシカの数が急増。
留萌管内を含む北部地域(空知、上川、留萌、宗谷管内)の推定生息数は、平成24年度以降に一旦減少に転じていたものの、近年再び増加しています。
エゾシカが急増した要因はいくつかあります。
原生林だった場所が次々に農地に変わり、新しいえさ場になったこと、天敵だったエゾオオカミが絶滅するなどで繁殖しやすくなったこと、また、ハンターの数が年々減少していることも理由のひとつです。
その中で心配されているのは、自然環境への影響です。
エゾシカが樹木の皮や希少植物を食べるなどして森を荒らし、バランスを保ってきた自然の姿を変えてしまいます。
また、農作物に対する被害や自動車との衝突事故など、私たちの暮らしにも影響が及んでいます。
エゾシカは北海道の"森の幸"
サケと並ぶ貴重な食料としてアイヌの人々に親しまれてきたエゾシカ。
明治初期の北海道では、開拓使がシカ肉の缶詰工場をつくり、海外にも輸出していました。
欧米では、狩猟で捕獲された野生動物の肉は「ジビエ」と呼ばれて珍重され、特にシカ肉は高級食材として扱われています。
エゾシカ肉は、昔から食材としての価値が認められていました。
それは北海道にとって、"森の幸"ともいえる大切な食材であり、自然の資源です。
エゾシカを食べて北海道の森を守る
エゾシカによる問題を解決するには、増えたエゾシカを捕獲し、数を適正に管理することが必要です。
捕獲したエゾシカを大切な命として、私たちがエゾシカ肉をおいしくいただくこと。
それが北海道の豊かな自然環境や私たちの暮らしを守ることにつながります。