増毛山道の会が「第41回 前田一歩園賞」を受賞しました
このたび、「増毛山道の会」が北海道の自然環境の保全とその適正な利用に関する分野で活躍している団体や個人の優れた業績を顕彰して贈呈される「第41回 前田一歩園賞」を受賞しました!
増毛山道の会は、定期的な笹刈や指導標識、案内看板などを整備し、その歴史的価値の保全と利用者の安全確保に尽力する傍ら、地元中学生に出前授業と関連させたトレッキング体験の提供、樹木医の自然解説を取り入れた自然体験トレッキング、シンポジュウム、パネル展の開催など山道についての自然普及啓発に取組んでおり、その業績が認められ受賞となりました。
○増毛山道の会 小杉理事から受賞の報告をいただきました。
増毛山道体験トレッキングのご案内
最新の情報はNPO法人増毛山道の会行事予定掲示板をご覧ください。
◆問い合わせ・申し込み◆
増毛山道の会にメール又はFAXで直接お申し込みください。
メールアドレス:oldis21◎kosugi-sp.jp(「◎」を「@」に置き換えてください)
FAX:0164-43-0400
「増毛山道と濃昼(ごきびる)山道」が北海道遺産に選定されました。 (平成30年11月)
増毛山道ガイドマップ
解説に日本語の他、英語訳を併記しました。
[1面・解説編]・増毛山道とは・山道開削と伊達林右衛門・武好駅逓など(PDF)
[2面・地図編]・増毛山道ガイドマップ・山道に今も残る電柱・水準点など(PDF)
雄冬山山頂からのパノラマ
増毛山道関連年表
安政4年(1857年) 幕府の名を受け、増毛漁場請負人の商人 三代目 伊達 林右衞門によって「増毛山道」が開削される。
昭和16年 山道にあった武好駅逓(ぶよしえきてい)(人馬継立、宿泊、郵便等を担った施設)が廃止される。その後は定期船欠航時に、急病人や選挙の投票箱運搬などでまれに利用されるのみ。
昭和56年 国道231号増毛国道全線開通
平成20年 「増毛山道の会」結成
平成21年 山道の再生事業開始。山道の位置を特定し笹を刈り進め、別苅~岩尾間4kmを復元
平成22年 「増毛山道の会」NPO法人認可。別苅~岩尾間16kmの復元完了
平成23年 初の増毛山道体験トレッキング(別苅~岩尾間16km)を開催
平成27年 岩尾分岐~雄冬山下間5kmの作業をもって、留萌管内の山道21kmの再生完了
平成28年10月 増毛町雄冬山~石狩市浜益御殿間の作業が終了し、増毛山道全線27km(岩尾支線を含めると32kn)の復元が完了
平成29年 国土地理院の1/25,000地形図(電子国土版)に増毛山道が記載される
増毛山道が通過する地名(別苅、雄冬山、浜益御殿等)で検索すると、
別苅~幌間、岩老~岩尾分岐までのルートが徒歩道(点線)として確認できます。
平成29年 札幌市において「増毛山道全線復元開削160周年記念フォーラム2017」を開催
平成29年 山道トレッキングに併せて「増毛山道全線復元記念植樹祭」を実施
平成29年 増毛山道と雄冬山山頂を結ぶ連絡登山道(0.5km)を開削
平成29年 増毛山道の会が北海道文化財保護協会の「北海道文化財保護功労者表彰」を受賞
平成30年 増毛山道の会が国土地理院の「測量の日」功労者感謝状を受賞
平成30年 増毛町において北海道命名150年記念「北海道山道シンポジウム2018」を開催
平成30年 「増毛山道と濃昼山道」が北海道遺産に選定(第3次選定)
平成30年 増毛山道の会が国土交通省の「手づくり郷土(ふるさと)賞」(一般部門)を受賞
平成30年 増毛山道の会が北海道の「北海道地域文化選奨特別賞」を受賞
令和元年 北海道遺産選定記念「増毛山道と濃昼山道」講演会を開催